悪口祭・提灯行列

大晦日午後11時より大岩山登山道入り口出発


江戸末期、慶応年間より始まった奇祭として広く知られております。
悪口祭(あくたいまつり)は大晦日の夜11時より、大岩山毘沙門天のふもとにあります登山道入り口を出発し、大岩山毘沙門天本堂まで歩いて参ります。その際、参加者の皆様が「ばかやろう」をはじめとした悪口を言いながら登っていき、1年中の厄を落とし、また溜まったうっぷんを晴らして、清々しい新年を迎えるという行事です。
なお、「びんぼう」や「どろぼう」などの「ぼう」のつく悪口は言ってはならないとされています。それ以外であれば何を言ってもかまいません。


縁起は諸説あり、江戸末期、疫病が流行した際に、悪夢を食べる架空の動物「獏」を「ばくさま」と祈っていたものが「ばくやろう」、「ばかやろう」と訛っていった説が有力とされますが、この他に飢饉などで年貢を納められずに苦しむ農民に粋な計らいで悪口をつく御許しがあった説などがあり、定かではありません。

また、悪口祭でご信徒が山道を登っていく際、暗い山道を提灯(ちょうちん)で照らして行列を作っていたことから、提灯行列とも呼ばれています。
登山道が整備された現在も、街灯はまばらにしかありません。ご希望の方々には提灯と毘沙門天のお面を金一千円にて授与致しております。