叶権現

叶権現は、鑁阿寺の開祖、足利義兼の孫、泰氏が祀ったものと言われています。
泰氏は日頃から神仏への信仰心が厚く、特に大岩山毘沙門天に深く帰依していたと言われています。祈願内容は定かではないものの、この泰氏が百か日の祈願をこめて参詣をしておりました。99日目に行基平のそばを通りかかった際に白蛇が岩の間から現れたのを目にし、これは願がかなった印だと思い、白蛇を捕らえてこの岩穴に納め、そこへ祠を建てて叶権現として祀ったものと言われています。
叶権現に御参りすると願い事は何なりと叶うとされ、今でも多くの方が参拝されております。
なお、叶権現へは山道を下っていく必要があり、ご参拝が困難な方のために毘沙門天本堂内に分祀がございます。